URとJKKの違いは?どっちがいいか収入基準・初期費用・募集方法で比較

JKK空き部屋速報 運営事務局 2026年10月11日更新

礼金・仲介手数料・更新料がかからない賃貸住宅として、よく比べられるのがJKK東京(東京都住宅供給公社)とUR賃貸住宅です。どちらも公的な賃貸住宅ですが、収入基準や保証人、家賃割引の制度などに違いがあります。両者の公式情報をもとに比べました。都営住宅・都民住宅との違いもまとめています。

※2026年9月時点(初期費用と入居までの流れは2026年10月時点)でJKK東京・UR都市機構・東京都の公式サイトに掲載されている内容をもとにしています。条件は変わることがあるため、申し込む前に必ず各公式サイトでご確認ください。

JKKとURの違い(一覧)

JKK東京UR賃貸住宅
運営東京都住宅供給公社(東京都が全額出資した特別法人)独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
エリア東京都内(約70,000戸)全国
礼金・仲介手数料・更新料なしなし
敷金家賃の2か月分(保証会社の敷金なしプランなら0円)月額家賃の2か月分
保証人保証会社を利用するか、連帯保証人が必要不要
収入基準家賃に応じた月収の下限(JKK東京が定める基準)全国一律の基準月収額
募集方法空き家は先着順(新築は抽せんのことも)ほとんどが先着順(新築などの一部は抽選)
申し込みから契約まで3週間仮申込の翌日から10日以内
家賃割引市部の一部の住宅で20%割引などU35割・子育て割・近居割など

いちばん大きな違いは保証人です。URは保証人が不要で、本人の資格確認だけで申し込めます。JKKは、保証会社(利用料がかかる)を使うか、連帯保証人を立てます。なお、JKKで保証会社を使う場合は、JKK東京の収入審査は不要になります(保証会社の審査はあります)。

収入基準の違い

どちらも「家賃に対して一定以上の月収があること」が条件で、上限はありません。

JKK東京の月収基準

家賃同居者がいる場合単身の場合
6万円未満家賃の4倍以上家賃の4倍以上
6万円以上9万円未満家賃の4倍以上24万円以上
9万円以上12万円未満36万円以上30万円以上
12万円以上40万円以上30万円以上

URの基準月収額

家賃世帯で申し込む場合単身の場合
6万2,500円未満家賃の4倍家賃の4倍
6万2,500円以上8万2,500円未満家賃の4倍25万円
8万2,500円以上20万円未満33万円25万円
20万円以上40万円40万円

どちらも、月収の代わりに貯蓄で審査を受ける方法があります(JKKは60歳以上の方で家賃の100倍、URは月額家賃の100倍)。URには、家賃などを一時払いすれば収入要件を問わない制度もあります。JKKの詳しい条件は申込資格と収入基準をご覧ください。

初期費用の違い

JKKもURも、礼金・仲介手数料・更新料はかかりません。契約までに払うお金は、どちらも敷金と最初の家賃・共益費が中心です。

JKK東京UR賃貸住宅
敷金家賃の2か月分。保証会社の敷金なしプランを使うと0円月額家賃の2か月分
最初の家賃・共益費初月の家賃と共益費(翌月分も払う場合があります)日割りの家賃と共益費
保証料保証会社を使う場合にかかる(連帯保証人を立てる場合は不要)なし(保証人が不要)
支払う時期契約日まで契約まで

たとえば家賃8万円の部屋なら、敷金はどちらも16万円です。JKKでは、保証会社(オリコフォレントインシュア・東京公社住宅サービス)の敷金なしプランを使うと、この敷金が0円になります。その代わりに保証料がかかり、金額は保証会社によって違います。入居のときの出費を抑えたいなら敷金なしプラン、保証料をかけたくないなら連帯保証人を立てる、と選べるのがJKKの特徴です。

URは保証人も保証会社も要らないので、保証料がかかりません。キャンペーンの期間中は、敷金の負担が軽くなることもあると案内されています。

※このほかに、引越し代や火災保険料がかかります。JKK住宅の火災保険は、加入は必須ではありませんが、JKK東京は加入をすすめています(JKK住宅の火災保険)。

申し込みから入居までの違い

JKK東京UR賃貸住宅
申し込みJKKねっとの空き家検索から、先着順で申し込むURの店舗などで仮申込(1世帯につき1件)
内見空き家検索に出ている部屋は内見できる仮申込のあとに内覧(原則1回)
書類の提出・契約申し込みから契約まで3週間仮申込の翌日から1週間以内に書類を提出、10日以内に契約
入居原則として契約日から20日以内契約のときに決める入居開始可能日から(家賃もこの日から)

URは仮申込から契約までが10日以内と短く、すぐに引っ越したい人に向いています。JKKは契約まで3週間あり、そのあいだに審査の書類をそろえます。JKKでは、申し込んだあとに住宅・棟・部屋番号を変えたり、契約日を延ばしたりはできません。

どちらも先着順なので、空きが出たときにすぐ申し込めるよう、収入基準と必要な書類を先に確かめておくと安心です。JKKの申し込んだあとの段取りは申し込んだらやることにまとめています。

家賃割引の違い

JKK東京

市部の一部の住宅で、家賃が20%割引になる制度があります。

子育て世帯などが募集開始から7日間先に申し込める優先申込制度もあります。詳しくは優先申込と家賃割引をご覧ください。

UR賃貸住宅

JKKの割引は市部の一部の住宅に限られるのに対し、URの割引は対象の住宅が広いのが違いです。

都営住宅・都民住宅との違い

対象収入の条件募集方法
JKK住宅収入基準を満たす方(単身も可)下限だけ先着順が中心
都民住宅(東京都施行型)中堅所得者の世帯(単身は不可)下限と上限がある先着順
都営住宅収入の少ない、住宅に困っている方上限だけ抽せんが中心(随時募集は先着順)

都営住宅は、所得の少ない方のためのセーフティネットとして、安い家賃で貸す公共住宅です。所得には上限があり、たとえば一般区分の単身では年間所得189.6万円までです。都民住宅は、この都営住宅の所得基準を超える中堅所得者向けの住宅で、JKK住宅とも条件が違います。詳しくはJKK住宅と都営住宅の違い・JKK住宅の種類と違いをご覧ください。

どちらを選ぶ?

当サイトでは、JKK住宅に空きが出たときにメールやLINEでお知らせしています。住みたいJKK住宅が決まっている方は、住宅を探して通知を登録しておきましょう。

よくある質問

JKKとURはどちらが安いですか?

どちらも礼金・仲介手数料・更新料がかからず、敷金は家賃の2か月分なので、初期費用の考え方は似ています。JKKは、保証会社の敷金なしプランを使うと敷金が0円になります(保証料はかかります)。家賃は住宅ごとに違うため、一概にどちらが安いとはいえません。JKK住宅の家賃が民間賃貸と比べてどうかは、当サイトの「JKK住宅の家賃相場」でエリアごとに確認できます。

JKKもURも保証人は不要ですか?

URは保証人が不要です。JKKは、保証会社を利用するか、連帯保証人を立てる必要があります。

JKKとURに同時に申し込めますか?

別の事業者なので、それぞれに申し込むことはできます。どちらも空いた部屋は先着順の募集が中心なので、住みたい住宅が決まっているなら両方の空き状況をこまめに確認するのがおすすめです。

都営住宅とJKK住宅の違いは?

都営住宅は収入の少ない方のための住宅で、所得に上限があります。JKK住宅は収入に下限だけがあり、上限はありません。都営住宅は抽せんの募集が中心で、JKK住宅は先着順が中心です。

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